他の先進国では厳しく制限されているところが多いらしいユニオンショップ制の労働組合だが、丸の内生命でも、他の多くの大企業と同様にこの制度を取っている。
この制度は、会社に入社と同時に会社の労働組合への加入が強制され、労働組合をやめたり除名されたりしたら会社もクビというものである。
こうしたユニオンショップ制の組合では組合は第二人事部と化し、組合の幹部は出世コースになることが多い。
また、何か問題が従業員と会社の間で起こっても、組合なんかは何の助けにもならないと多くの人が思っている。
実際、私の上司のK多センター長も、有給休暇を取ろうとすると本当かどうか知らないが「組合が黙っていない」と言い訳にして取らせなかったりした。また、営業所の人でも自分に何か気に入らないことが社医にあると「組合に訴えてやる」という人もいる。
会社と従業員のトラブルには第二人事部の組合は関与しない困ったものだが、社員同士のトラブルには会社がトクをしそうなことなら関与する可能性がある。
別に社医は経営陣でも何でもないのに、なんで有給休暇を取ったり土日に休んでいたら組合に訴えられなければならないのか?
そんな組合には会費など納めたくないのだが、ユニオンショップ制なのでやめることはできない。
多くの会社では、ユニオンショップ制なので仕方なく加入している・もしくは気づかずに加入している組合員が多いが、やめたくともやめられない人は多い。
しかし、実は組合を脱退することができるのは最高裁で判例はすでに確定している。新しく組合を作って・もしくはすでにある社外の組合などに入れば、組合を除名になっても会社が従業員をクビにすることはできない。
ただし、組合をやめたあとに他の組合に入ったり新しい組合を作っても、会社に解雇する口実を与えることになりかねない。それを避けるためには、組合を脱退する前に他の組合を作ったり所属したりして重複して2つの組合に所属しておく期間を作ることが重要である。
まあ、会社や組合から不当な扱いを受けて裁判を起こしたり起こそうとしたりしている人でなければ、そこまでして会社の御用組合を抜けようとする人もいないだろうが。